2006年04月15日

むしー [雑記>ゴミ箱]

CP色強いので閲覧注意。いえでも腐ってはいない……ハズだ。

宣言してから幾星霜……
アンケートで第1位(今日現在)のムシキングSSです!!
っていや宣言してから1クールくらいですけどw
(遅筆なのは認めるというか否定できない orz)

いつもの事ですがクオリティは期待しないで下さい……。
何が書きたかったのか途中で解んなくなった(つか移り気で色々変えてたら収拾つかなかった)んで、中途半端っぽいですが書いてある分でおしまいです。続きません。
どう終わらす気だったんだろう、自分。
例によって後書きが最後に反転で入ってます。そういうの好きな人はどうぞ。

気が付いたらソーマ→パムっぽくなってたんで、
「そんなCP許せない!」とゆー人はすぐに帰ることをお薦めしますよ。
ばっちこーいって人は以下のリンク先をクリックお願いします。




「もぉ、何してるんだか」
「…………」
横になっているソーマの右にポポとパムが仲良く並んで座っていた。
ポポの言葉にムカっとしたが、否定できる立場ではないため彼を睨むだけに留める。
「ね、パム」
そんな微妙な攻撃になど気付きもしないポポに同意を求められ、黒ずくめの少女が静かに頷く。
「ソーマ、強がり」
「ぐ…っ!」
反論したいがどう考えても図星であるし、相手が相手なので堪える。
小さく深呼吸をして怒りを鎮め、
「だよねー、無理する必要なんてないのに。
どうせなら早くに教えてくれれてれば、こっちだって色々出来たのにさ。
まさか風邪で倒れるなんt「うるさい!」

……鎮まらなかった。

「っケホケホ、ケホ」
「あ!!
もう、病人なんだから静かにしてなきゃダメじゃない」
「ケホ…」
いきなり大声を出したためにむせてしまった。
涙目のソーマは、ここ数日の事を思い出していた。

相も変わらぬ“かがやきの森”への旅の途中。
まだ終着点など見えるはずもなく、半日以上歩きどおしなのは常の事なのだが、その日はやけに疲労していた。
その原因を珍しい砂利道を通って来たからだろうと断定し、取った対策が精々「早く寝る」だけだったのが、今考えると失敗だったかもしれない。
次の日は頭痛と微熱に襲われた。動作も僅かに鈍っていたのだが、この程度大したことないと普通を装ったのがトドメ。
その次の日――つまり今日、ぱったり倒れて今に至る。
サーカス団3人とセラン&チビキングが居ないのは、食料確保やら薬草探しやらに出かけたからだそうだ。
つい先ほど目が覚めて、看病担当のはずのポポに「気分はどう?」「いきなり倒れたの覚えてる?」「何か欲しいものとかない?」「何でこんなになるまで何も言ってくれなかったの?」等々質問責めにされ、なんとか話し終わったら終わったで、からかわれる始末。
(看病する気ないだろ…)
なんだか余計に悪化した気がする。
わざわざ思い返した事がバカバカしく思われ、その元凶への怒りが増大してきた。
「……ふん」
ソーマは身を縮めつつ、肩までかかっていた布を頭まで引っぱった。
「え、ソーマ?」
「どうせだからもう一眠りする。食事でも起こさなくていい」
「……」

幼い拒絶。
いつもの自分ならこんな事はしないのに、とソーマは思う。
これも体調を崩した所為だろうか。

「もう……。
じゃあぼく、水でもくんで来ようかな。パムはここで待っててね」
言い終わらないうちに、タタタと軽快な足音が遠ざかっていった。

***

「ソーマ」

しばらくして、パムが話しかけて来た。

「…なに」
「仲間、だから」
「え……?」

声だけでは真意が解らず、ソーマはくるまっていた布から頭を出し、パムの顔を見る。

「…………」
「…………」
「…………」
「…………っ」

視線が絡み、堪らなくなって目を背けた。
頬が熱いのは熱の所為だ。

「私たちは…仲間、だから。
 弱みを隠す必要なんてない。
 みんな、その程度で呆れたり、失望したり…しない」
「……」

反論などできるはずもなく、耳に優しいその声をただただ受け入れる。

「私も、セランも、ポポも…みんな心配してる」
「ポポは違う。
 恩を着せたいだけじゃないか」
「ううん、ソーマと同じ。
 素直に表現できないだけ」
「…、……」

全てを見透かすかのような彼女の澄んだ瞳には、何を言っても敵う気がしなかった。
肯定しない事だけが最後の意地だ。

ソーマが喋る気をなくしたのを見て取るや、パムは音もなく立ち上がり、言った。
「それじゃ、私も行ってくる」
「どこへ?」
「ポポの所」
振り返りもせずに歩き出す彼女を見送ろうとして、突然焦りが生じた。
このままでは、
何かを言わないと…!

「っパム!」

彼女が振り向いた。
ふわり、ウェーブのかかった髪とスカートが揺れる。
「えぇと…」
寝たままもおかしいかな、と今更気付き、のそのそと上体を起こす。
パムは静かに待っていてくれた。
「その、変かもしれないけど……」
言い出したはいいものの続く言葉が見つからず、とりあえず頭など掻いてみる。
たっぷり10秒以上かけて、ようやく正解らしきものに辿り着いた。
「心配してくれて…、ありがとう」
「……」
パムは歯を見せるように口の端を上げた変な表情――彼女いわく“笑顔”らしい――をしてから、何事もなかったかのように歩いていってしまった。
「………パム」

***

パムがしばらく歩くと、ソーマが寝ている場所からそう遠くない所でポポを見つけた。
その目の前には、静かに光を湛えている小さな池。
「ポポ?」
「あれ、パム。来てくれたんだ」
パムはこくりと頷く。
「ソーマはどう?」
「ちょっと話した。そんなにつらくはなさそう」
「そう。良かったー」
ポポは緊張から解き放たれたと全身で表すように、ぐぐっと手足を伸ばす。
ひとときの静寂。

それを破ったのはポポだった。
「……アイツ、つらい思いしてたのに教えてくれないなんてさ。
言いたくないのも解るけど、でも…」
「でも?」
「…ぼくってそんなに頼りないのかな?」
「……」
パムは目を閉じ、言う。
「それを訊く相手は私じゃないでしょう?」
「だって…」
「ソーマはこんな時どうすれば良いか、知らないだけ」
「…うん、でも…」
不安や寂しさが入り交じった自分のこの灰色の感情を表す言葉が見つからず、台詞が途切れる。
「なら、ぼくはどうしたら良いの?」
「…それも私に訊くことじゃない」
普段に輪を掛けて愛想の無いパムの様子に、流石に少しムッとする。
「じゃあ誰に訊くのさ」
「決まってるでしょう」
パムがほんの少しだけ微笑んだ。ように見えた。
あまりにも一瞬だったので、見間違いかとすら感じてしまう。
が。
「ポポのそういう所、ソーマにそっくり」
「えぇ!何で?!」
「似てるから、そっくり。」
「そんなコト無いよ!!」

はぐらかされてしまった。

「…そろそろ戻ろ、ポポ。ソーマが待ってる」
「うん!」


本来の意味でやおいですなぁ…。まぁいつもの事ですが。
書いた本人的にはポポソマパムのつもり。
だけど本当の答えはみんなの心の中にあるんだよ!(恰好つけてみた!
個人的にソーマ→パムというCPの明らかに実らなさそうな感じが大好きですw

当初のテーマは「弱ってる時くらい頼ってくれれば良いのに」です。
身近な人が苦しんでたら手助けしたくなるタイプの人と、
身近な人に弱みを見せたくない・見せて心配かけたくないタイプの人。
こういうのって相性良いんだか悪いんだか…。
本編に織り込めなかったんだけど、ソーマ的にオトコノコとしての強がりもあります。ポポとしてはそれを理解した上で「頼って欲しいのに!」って話。

…ネタ出しした頃は萌えたしこうやって纏めてもまだ萌えるのに、
実際に時間かけて形にすると萌えなくなるよ。これ何てマジック?
やっぱいきなり物書きにジョブチェンジは難しいですね…。絵描こうっと。
じゅにスラ 02:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記>ゴミ箱
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